去年開催して好評を受けたオンラインのRTAイベント『RTA in Japan Online』ですが、このたび第二回目となる『RTA in Japan Online 2』の開催が決まりました!
RTA in Japan Onlineとは
RTA in Japan Onlineは、オフラインで行っているRTAイベント”RTA in Japan”のオンライン版です。
RTA in Japanですと会場に行くことができるプレイヤーのみが参加できますが、オンライン版であるRTA in Japan Onlineではゲームをキャプチャしてリアルタイムエンコードできる環境とインターネットさえあれば誰でも参加できます。
RTA in Japan Onlineができた経緯について簡単に説明しますと、GDQやESAなど海外の主要RTAイベントは年2回イベントを行っていますが、私どもに年2回オフラインイベントを開催する体力はないこと、また日本は休日の取得などが諸外国に比べて難しく、かつ地方の人などはどうしても東京のイベントは参加しにくいということがあり、オンラインならそれらを全て解決できるということで開催に至っています。
当イベントはTwitchのRTAinJapanのチャンネルで行います。
去年のRTA in Japan Onlineの様子は、TwitchのコレクションページよりRTA in Japan Onlineのものをご覧ください。
開催日時
開催時間は前回のイベントと同じ4日間で計80時間を想定しています。
開催日時については、”8/11(土)~8/14(火)”と”8/12(日)~8/15(水)”の2つの案があります。
参加を希望されるプレイヤーの方々の都合に合わせたほうがいいので、こちらは公式Twitterにて開催日時のアンケートを取っています。良かったらアンケートにご参加ください。
応募について
ゲーム応募受付期間は”6/9(土)~6/24(日)”の間となります。
Twitchで禁止されているゲームや配信が許可されていないゲームの応募は受け付けませんが、基本的にはどんなゲームでも応募が可能です。
ゲーム応募については今までのイベントでは3~4週間近くの応募受付期間を取っていましたが、最初と最後以外はあまり応募が来ない状況が続いていたため思い切って今回は応募期間を短くしてみました。
告知自体は応募開始1週間前である本日6/2からスタートしているので、その時間も含めて参加を検討される方は何のゲームで参加したいのかを考えておいてください。
なお、運営ボランティアや解説などの募集についてはスケジュールが確定してから行います。
厳選枠と抽選枠について
今回のイベントでは、抽選枠をなくして行われるゲームを全て運営で決めようと考えています。
ただ、今までずっと抽選枠がある状態でやってきたので反発も強いことが予想されます。
こちらも公式Twitterにてアンケートを取るため、アンケートへのご協力をよろしくお願いします。アンケートの結果によっては今回も抽選枠を入れます。
ゲーム発表とスケジュール発表について
ゲーム発表については応募締切から2~3週間後、スケジュール発表についてはゲーム発表から1~2週間程度を目処に考えております。
まとめ
応募は本日6/2から1週間後の6/9(土)からスタート、締切が6/24(日)でプレイされるゲームやスケジュールの確定はそこから3~4週間後です。
Twitch内のコレクションもありますが、YouTubeにも去年のRTA in Japan Onlineの模様をアップロードしています。どんなイベントなのかを知りたい方はそちらもご参照ください。
>今回のイベントでは、抽選枠をなくして行われるゲームを全て運営で決めようと考えています。
思い切った試みだな・・・というのが正直な第一印象です。
なので、どのような経緯でこうなったのか知りたいです。
それだけ抽選枠は運営側の負担になっているのでしょうか?
抽選枠についてはRTA in Japanがやや特殊で、これほど大規模なRTAイベントの中で抽選でゲームを決めているようなものは私たちくらいです。なので、これはいずれ撤廃しようと考えていました。
抽選枠を設けることで誰にでもチャンスがあり予想もしなかったような意外なゲームが選ばれるというメリットもありますが、抽選で選ばれたプレイヤーに対して暴言を吐く人がいたり抽選のためにスケジュール決定の時間が後ろにずれたりその他いろいろな準備も必要になってくることからデメリットのほうが多いと感じています。
また、冬のイベントでは嬉しいことにスポンサーなども付いてきてくれていますが、スポンサーが付いている中でゲームが抽選で決まりましたというのは何か問題が起きたときに責任の所在が私たちにないので示しがつきにくいとも感じています。
冬のオフラインで行うイベントでは抽選枠は完全に撤廃する予定です。
ただ、急に撤廃すると反発が出ることが予想されたために、Onlineは冬の本番と違ってイベントの重みもそれほどないことから今回はアンケートを取って決めてみるという流れにしました。
なお、抽選枠をなくしてもWRプレイヤーだけを選ぶようなイベントにするわけではなく、空いた枠を使ってより広く意外性のあるゲームのRTAも拾っていけるような多様性のある選考にしたいとは思っています。
回答を頂いてから一週間、私なりにいろいろ考えていました。
抽選枠のメリットデメリットについては納得できました、将来的な撤廃も自然だろうと今では思います。
しかし、大きなルール変更するならもっと前に告知あるいは提案が欲しい、という考えは強くなりました。運営サイドでも反発は予想していたとのことですが、まさに私も感情的な反発が上回りました。
最低でも1ヶ月前にはツイッターや公式HPで、あるいは前イベントの閉会式やフィードバックで告知や提案があれば、少なくとも私は感情的な反発をしていなかったと思います。
急を要するルールはともかく、実験的なルールに関してはこの形をとれないでしょうか?
Twitterのアンケートより結果として抽選枠を続行することになりましたが、急な告知になってしまい申し訳ありません。
オンラインと言っても当日だけの作業ではなく、準備として新規レイアウトの作成やレイアウトを映すためのNodeCGの修正、Webサイトの更新や参加者との事前打ち合わせ、他にも細々としたものがありますが、それらのための時間を運営で確保できるかどうかが分かって初めてゴーサインが出せます。なので冬のイベント終了後だったり1ヶ月前の事前告知はどうしても難しいです。
今年も開催する方向で前々から動いてはいましたが、運営陣の時間が足りないのなら開催を見送る選択も考えていました。開催できることが分かってからはすぐに告知をしたものの、結果として唐突なルール変更に見えてしまったのは申し訳ありません。
オンラインと並行しつつ冬のイベントについても一部の案件は動き出していますが、冬のイベントについては大きな変更があるようでしたらなるべく早く告知させていただきます。
抽選枠はあまり見られない形式かもしれないですが、
だからこそ特色として有っていいものだと思います。
応募側としては、厳選枠で漏れても抽選枠で選ばれる可能性があり2回のチャンスがありますが、
厳選枠のみとなると、ある1回選ばれないと将来ずっと選ばれないのではないかと不安になります。
選考方法としても、抽選枠は誰が見ても明らかな(抽選運という)選考基準ですが、
厳選枠となると選考基準が掴めず、それこそ自分のしたいゲームではなく、
ウケが良さそうなゲームやWRが取れそうなゲームを優先しようという気持ちも産まれると思います。
また、どうせ選ばれないだろうし応募しないでいいや、と応募数自体の減少に繋がっていく可能性があるのではないでしょうか。
冬のRTA in Japanでは廃止するという話もありますが続けていって欲しいと思います。
(出来れば抽選枠の総時間に対する割合もあまり減らさないで欲しいです。)
抽選枠のメリットは、ぽんたさんが上げてくださったようなことでしょう。
しかし、抽選の枠を何十時間か取ることでやはり本来選ばれるはずだった人たちがその時間分だけ選考から外れてしまうのです。
厳選するときはシリーズごとに偏らないように調整しているのですが、完全なランダム抽選にすることで応募数の多い人気のゲームシリーズは選ばれやすくなって選考ゲームが偏るという点で実は全て厳選とするときより不公平ということもあります。
さらに、冬の本番のイベントのほうではスポンサーも付いてきます。
スポンサーが付いてきたときに、プレイヤーの一部は抽選で選びましたというのは正直なところ非常に説明しにくいのです。
トーナメント形式のゲームイベントならともかく、スポンサー企業としては自分たちが機材や物品提供などで支援するゲームイベントの参加者が抽選で選ばれたプレイヤーというのはあまりいい顔はしないでしょうし、そのようなイベントなら支援するだけお金の無駄だと見放されてしまう可能性もあります。特に冬のイベントで使用させていただいた機材の中には会場費に匹敵するような値段の機材も含まれていたため、それらの支援が得られなくなるとイベントの規模が大幅にスケールダウンしますし、大幅な金銭の負担増を参加者に強いることになるかもしれませんし、最悪イベントが続行できなくなります。
また、全てのゲームを私たち運営が選んでいる場合は何かトラブルが起きてもそれは選んだ運営が悪いのですが、抽選で選ばれた人が問題を起こしたとなるとそのシステムにしていたこと自体がおかしいということになってしまいます。
GDQなどは長くやっているので色々な問題も起きていますが、今年のAGDQだと会場となる州では禁止されている医療大麻を持ち込んで使用したプレイヤーがいました。しかし、これもプレイヤーが悪いと炎上したのではなくそれを選んだ運営のほうが悪いということで結果としてプレイヤーの名誉は守られたのです。
さすがにこれは日本では起こらない事例でしょうが、選ばれたプレイヤーに対して何故この人が選ばれたんだというような苦情は毎回のように散見されます。これは運営が選んだ人なら選んだ運営が悪いということでヘイトが全て運営に向かってくれるのでいいのですが、抽選枠で選ばれた人だと私たちでは庇いようがありません。
このように問題が起きたときの責任を全て運営とすることでプレイヤーも守りたいということもあります。
抽選枠を入れることでメリットがあることも理解していますが、これらのデメリットから冬のイベントでは最初から抽選枠を撤廃する予定というのは変わりません。
抽選枠を入れることで運営の仕事が増えて大変というのも少なからずありますが、撤廃する理由としてはスポンサー関連のことや参加プレイヤーを守りたいという側面が強いです。
そんな中でオンラインで抽選枠を入れることのできた理由は、オンラインはスポンサーが付かず、かつ冬の本番よりイベントも注目度も低いためそこまでプレイヤーに暴言等が飛ばず、さらにオンラインなのでオフラインで行うときよりは問題が起きにくいということがありました。